『大東亜論』の広告が朝日新聞の
火曜日の朝刊に載るらしいが、
これがよく出来た心躍るデザインなので、
見てみるといいよ。
『大東亜論』は最初は論として描く予定
だったので、政治経済への批判も
描いているが、後半はもう物語になっている。
第二巻はもっと物語になるので、
もう政治批判的なことは描かないだろう。
とうとうわしは漫画では物語の世界に
戻って行くことになる。
勘違いしないで欲しいのだが、『大東亜論』は
実はもう『ゴーマニズム宣言』ではない。
安倍政権も、自称保守もネトウヨも、
もう関係ない。
キャラクターの動くままに任せる。
感想は人それぞれだろう。
わしはただ、明治初期の恐るべき人物の
思想や行動を描きたい、
日本の近代化の中でどんな存在意義が
あったかを照らし出してやりたい、
そう思うようになってしまった。
歴史に埋もれてしまった凄い人物を、
次々に紹介しながら、大東亜戦争に至る
アジアの群像劇を描きたい、
わしはそういう野望に燃えているのだ。