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小林よしのり
2014.1.12 13:59新刊情報

『大東亜論』の意図

『大東亜論』の広告が朝日新聞の
火曜日の朝刊に載るらしいが、
これがよく出来た心躍るデザインなので、
見てみるといいよ。

『大東亜論』は最初は論として描く予定
だったので、政治経済への批判も
描いているが、後半はもう物語になっている。

第二巻はもっと物語になるので、
もう政治批判的なことは描かないだろう。
とうとうわしは漫画では物語の世界に
戻って行くことになる。

勘違いしないで欲しいのだが、『大東亜論』は
実はもう『ゴーマニズム宣言』ではない。
安倍政権も、自称保守もネトウヨも、
もう関係ない。
キャラクターの動くままに任せる。
感想は人それぞれだろう。

わしはただ、明治初期の恐るべき人物の
思想や行動を描きたい、
日本の近代化の中でどんな存在意義が
あったかを照らし出してやりたい、
そう思うようになってしまった。

歴史に埋もれてしまった凄い人物を、
次々に紹介しながら、大東亜戦争に至る
アジアの群像劇を描きたい、
わしはそういう野望に燃えているのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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